旅ニュージー.COM

ブラフ・オイスター フェスティバル

26/MAY(土)

先日、Invercargillの南にあるBluffという町で開催されたBluff Oyster Festivalに立ち寄ったのでその模様をお伝えしたいと思います。

朝早くクイーンズタウンを出発して2時間ちょっとでInvercargillに到着します。そこから更に15分ほど南へ下るとBluffという小さな町で道路は終わります。南緯46度、ニュージーランド最南端の町です。大航海時代すでに一部のヨーロッパ人とマオリ人との間で交易があったようですが、本格的な入植が開始されたのは、英国からJames Spencerが訪れた翌年1824年となります。英国によるニュージーランド最古の入植地、それがBluffです。
大手旅行代理店さんどころか僕らのような現地旅行会社でもまず取り扱わない寂しい港町です。ブラフって何の町?と聞くと返ってくる答えは
「ブラフ・オイスターの産地!」
「えーと、ニュージーランド最南端の町!」
「えーと、えーと何だっけ?」
そんな感じの町です。アルミ製錬所もあります。でも、誰が見に行くんですか、そんな所?観光ではまず行かないですよねぇ・・・。

そーんな寒くて風が強くて暗くて寂しい町、ブラフがニュージーランド中の脚光を浴びる日があります。そう、それがまさしくBluff Oyster Festivalの日なんですねぇ。年に一度だけ、まるで徳島県の阿波踊りようなものです。

クライストチャーチから車で7〜8時間かかるし寒いし何となく今までこのフェスティバルに参加する機会を作ってこなかったのですが、同じ週末にダニーデンで開催されるラリーに呼ばれていることもあり、クィーンズタウンから大きく迂回してちょっと見てくることにしました。

ブラフに到着する頃には手書きのボードで「オイスター祭りはこちら」みたいな立て看があちこちに出ていて、会場の駐車場をたどり着くのはすごく簡単でした。

駐車場に車を止めて会場へ向かって歩いていきます。工場やガスタンクが隣にある港の岸壁を皆てくてく歩いていきます。

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▲ダニーデンから来てる学生さん達。オイスターの話題で楽しそうにしてます。

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▲もう何回目の開催?ってくらいなのに入場料の看板はさっき書いたんちゃうの?っていう感じで手書きされてました。(笑)左はアルコールと食料の持ち込みは駄目ですよというお知らせ

会場入口で入場料を払って中に入ると直ぐにバグパイプを持った人達がやってきました。オープニングセレモニーです。さすがスコットランドからの移民が多いInvercargillです。
下の写真だけみるとカッコイイんですが、なんか会場のセッティングもイマイチだし、きちんとオーガナイズされているようでいて、雑然としてるというか・・・この雰囲気、なんだろう?
一言でいうと

バタ臭さ全開!www

あ〜、もうこのバタ臭さが僕にはたまらない (・∀・)イイ!!
何というか船乗りとかの男臭さ充満してる感じ。

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▲ん〜いいですねぇ。スコットランドに来た気分(行ったことないですけど)

そう、オイスターフェスティバルの主催者もその辺の洗練されてない雰囲気はよ〜く分ってるみたいです。ウェブにもしっかり書いてありました。

“Unsophisticated and proud of it! “
(野暮でバタ臭い、それが誇り! )
※僕の偏見が入ってかなり意訳してます。訳間違ってたらどなたか正しい訳を教えてください。

素晴らしい!ただ、ただ、素晴らしい(笑)
僕個人的にはこういうノリが大好きです。この雰囲気も。さんざん馬鹿にしながら来年も確実にこのお祭りきてるのではないかと思います。そう、フェスティバルと呼ぶのは止めよう、そんなええもんとちゃうし。
「ガースー牡蠣祭り」
どっちかというとこんな感じやし。

26 May 2012   Bluff Oyster   Food Festival
▲オイスターフェスティバルのウェブサイト

程なくしてメインステージでは主催者による開会セレモニーが始まりました。ステージには小さなテーブルが一つあって、そこにはビールかワインのグラスが幾つか置いてありました。それを取り囲むように関係者が立っています。そして大会委員長とおぼしきオヤジさんが、もうこれ以上ないというくらいのニコニコ顔で挨拶をしだしました。

「お、お、おはようごじゃいます。」(もうすでに酔ってる風)

「きょ、今日は、こ、この、でん、伝統ある、ふ ふ ふ フェスティバルにお越しいい、いただ、いただきまして、まことに有難う、ご、ございます。」

で、一息ついてテーブルの上にあったグラスに手を伸ばしたかと思うと、ぐびぐびっとビールを一杯やってまた話だしました。えっ、テーブルにあったそのビールとかワインって、司会者が飲みながらやる為のもの?!

「と、とにかく、今日は食べて、飲んで楽しんでください。牡蠣でお腹痛くなっても、ふふ、ふふ、ふふ、だ、だ、だいじょうぶですよ、皆さん。救急車もすぐそこにいますから、ガハハハハ。ふ、ふふふ。」

素晴らしい(笑)

かつて、こんなにだらしない主催者挨拶があっただろうか?いや、ない。ないよ。絶対に。
でも、なんだろう、このウキウキ感。
野暮でバタ臭さ全開のこのフェスティバルの熱気と雰囲気。そう、人を惹き付ける強烈な何かがこのフェスティバルにはある。う〜ん、恐るべし、ガースー牡蠣祭り!(笑)
僕はこのオヤジさんの挨拶でこのフェスティバルの大ファンになってしまいました。
来年も来るぞぉ〜。おぅー!

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▲開会セレモニー

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▲スコティッシュな曲に合わせてステージ前で一人踊りだした40代くらいの女性。

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▲寒いのでとりあえずシーフードチャウダー頼んでみました。

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▲全然期待してなかったけど非常に濃厚で美味しかったです。塩きつすぎるのはご愛嬌。

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▲ブラフ・オイスター普段よりかなり安く販売されてました。

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▲パウアのパテ(鮑をミキサーにかけて小麦粉とか入れて焼いたもの)

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▲スチュアート島で取れたキングサーモンの薫製

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▲キナ ニュージーランド産のウニです。

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▲これがブラフ・オイスター

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▲楽しそうです。

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 ▲魚介類の薫製コーナー。ホタテのソテーが人気で長蛇の列でした。

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▲作業中にも飲む、飲む!!(笑)

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▲開場1時間も経ってないのに・・・もう完璧にできあがってます。カメラ向けたら喜んでポーズ取ってくれました。いいなぁ、この雰囲気。

いかがでした?ガースー牡蠣祭り、いや、違った、ブラフ・オイスターフェスティバル。
いいでしょ?
たぶん、「絶対嫌やこんなん。」っていう人と「こんな夢のような祭りに行きたい」って人に分かれると思います(笑)。前者の方はもちろん来て頂かなくて結構ですので、来年は行きたいって方いらっしゃったら旅ニュージー.COMの吉村までご連絡ください。4名くらいからツアー組んでもいいですねぇ。基本的にバタ臭いのが好きな方じゃないと応募は無理ですのであしからず。(笑)


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